もう数年前に、Blogネタにした話題だが、
映画「さらば青春の光 / Quadrophenia」のデジタルリマスター版が
近々リバイバル上映されるっていうんで、ふたたび話題にしてみる。
パクリだ!って話なのだが、糾弾しようっていうんじゃなくて、
WHOバカが喜んでますよってこと。
こうしてBlogで話題にして公開することにより
いつか、当該デザイナーさんに伝わったらいいな。
さて、なんだかよく判らないんだけど、
醸造のWEB講習のポスターらしい。
これを見た時、即座に”アレ?”って思った。
The WHO関連の何かに似てるなってピ〜ンときた。
WHOのファンなら判ると思う。
ネット上で探したらすぐに見つかった www
ちょうど40年前、1979年に公開された
映画『Quadrophenia / 邦題:さらば青春の光』のポスターだ。
これは偶然、デザインが似ちゃったってレベルじゃない。
純米酒のポスターを手がけたデザイナーさんが、
ご自身もWHOバカだったのか、WHO関連のデザインをカッコいいと感じていたのか、
とにかく、判っててパクったのであろう。
繰り返しになるが、決してパクリだ!って糾弾しようっていうんじゃない。
WHOバカは喜んでいるのだ。
カッコいいじゃないか〜!
さてこの映画は、The WHO が1973年に発表したアルバム “Quadrophenia / 四重人格”を映画化したものだ。
1960年代、やり場のない怒りに満ちた若者たちが、ファッションにこだわり、ベスパのスクーターを乗り回し、ドラッグでキメて夜な夜なダンスホールに繰り出していたイギリスで巻き起こったモッズブームの若者を描いた作品。
この映画が公開されると、世界のアチコチでネオモッズブームが沸き起こったそうだ。
日本でも、この映画が上映されてる映画館には、ミラーやヘッドライトでデコレーションされたスクーターが何台も並んだものだ。
ブルーハーツの甲本ヒロトがいたコーツや、マーシーがいたブレイカーズ、
モッズファッションに身を包んだモッズなバンドだったと聞く。
だから、ブルーハーツもネオモッズから派生したバンドと言えるかもしれない。
この映画の中でモッズたちがキメてるドラッグは「パープルハーツ」。
バンド名もこの映画がヒントになっていたに違いないが、「青い心」「青い気持ち」って、実にいい名前だったと思う。
ついでに、映画の予告編を貼っておくので、見てくだされ。